【 船橋市三咲の鍼灸治療院 】

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剣道選手に対する治療

この記事では剣道により起こるケガと、それに対する当院の取り組みを主にご説明していきます。また、剣道についての簡単なご紹介もしていますので、参考にしていただけたらと思います。

剣道選手に対する治療

腰痛

【治療内容:鍼灸・整体・筋膜リリース・体幹トレーニング・ストレッチなど】

剣道に限らず、スポーツをする上で腰痛に悩まされる選手は多く、特に剣道選手は腰痛の頻度が高いとされており、稽古の反復動作や、試合前の追い込みなどが腰痛の要因となっていることがあります。また日常的にストレッチなどのセルフケアを行っていない場合もあり、腰痛の発症を促している可能性があります。当院では、剣道選手の腰痛に対して、まずは状態の把握をするために痛みの出る動作確認を行い、その関連部位を含めた部位に施術を施します。痛み治療に併せて、治療効果を上げるためのセルフストレッチをご提案します。腰痛になる過程により、痛みの治療の後に必要な筋力トレーニングのアドバイスも行っています。骨盤の傾きや腰の反り具合などから、必要な柔軟性や筋力を探し、腰痛の再発防止、さらにはパフォーマンス向上につながるようにアドバイスさせていただきます。

ふくらはぎ・アキレス腱

【治療内容:鍼灸・筋膜リリース・ストレッチ・PNFトレーニング】

剣道の姿勢から攻撃などに移る際に、必ず使うのがふくらはぎ周辺の筋肉です。ただこのあたりの筋肉を主に使っている場合に、疲労が溜まり痛みやけがにつながることがあります。剣道では前方に動くときに特に足の力を使います。後ろ脚に位置する左足は、特に床を蹴るので疲労が溜まりやすい部位です。しかし熟練者になると、大きな筋肉(臀部など)も使いつつ動作を行うことが出来るので、その感覚をつかむことが大切となります。もちろん、うまく使っているからと言ってケガになら頼わけではありません。ふくらはぎの筋肉に疲労が溜まり、メンテナンスを疎かにすると、次第に足関節の柔軟性が低下します。足関節は、体を支える土台となっているので、その部分の可動性に制限がかかると、他の部分で補う必要があります。そうなるとふくらはぎだけの問題ではなくなるので、広範囲的な治療が必要になります。なかには痛みを抱えたまま稽古をする選手もいます。痛みを避けようとする動きになるので、それも同様に広い範囲での治療が必要になります。痛みの改善だけならまだしも、そうなってしまうと本来の体の使いかたや筋肉の働き方にも異常が出てしまうため、長期的な介入が必要になります(動きのリハビリのような感じです)。

各関節痛(肘・手首・肩・腰・股・膝・足首)

剣道に取り組んでいる方の多くは、どこかかしらの関節痛に悩まされたことがあるのではないでしょうか。竹刀を振るという特性上、手首・肘・肩に各関節の傷害は多いことが知られています。関節痛が起こると、骨折などがないかとまずは整形外科へ受診されると思います。そこで骨に異常がなく、痛み止めや湿布で様子をみることとなった場合に、鍼灸院に来られることが非常に多くなっています。関節痛の元の多くは筋肉の使い過ぎです。筋肉が使われ過ぎて、筋肉が付着している関節周りに炎症が起こり、関節痛になっています。鍼灸治療では、関節痛の原因になっていると思われる筋肉に対して、回復の促進、治癒促進を働きかけます。また、その筋肉によって本当に痛みが発せられているのか、様々な視点から状態を把握して治療にあたります。湿布や痛み止めとの併用は問題ありません。しかし、それらで痛みが治まったとしても。もともとの動きが痛みを発する動きということを理解しないと、再発や、知らない間に他の部分への影響が出ることもあります。

 

剣道とは

簡単に言うと、相対する二人が定められた打突部位を竹刀で打ち、ポイントとなる打突を行う競技です。打突部位は「面」「小手」「胴」「突き(高校生までは禁止)」の四か所です。全日本剣道連盟によると、これに加え「稽古を続けることによって、心身を鍛錬し人間形成を目指す『武道』」であると定義されています。敬意を大切にしており、競技というよりも武道であるという基本概念を感じ取ることが出来ます。

ルール

試合時間は5分、延長は3分。時間内に有効な打突を2本先取したほうが勝者となります。打突部位は大きく分けて面、胴、突き、小手の4つです。打突後も相手に対し構えを取っていないと、有効な打突とは認められません。

主な大会

全日本剣道演舞大会、全日本学生剣道選手権大会など

 

剣道の競技人口比率

剣道の競技人口は、世界で260万人、日本だけでも170万人、次いで韓国が60万人と言われています。世界大会が開催されるなど、世界の多くの地域で競技されていますが、オリンピック競技としての基準は満たしてはいない競技の一つです(女子は基準を満たしている)。

剣道に多いケガ(傷害)

スポーツに中では剣道によるケガの頻度は低いとされています。その中でも腰やアキレス腱に関係するケガは比率が高く、全体の40%を超えています。その他には、手首、肘、膝などの各関節の痛み、足裏の痛みなどがあります。骨折は、肋骨・胸骨が最も多く、その他は頭から足まで発生の可能性があります。年間でケガや不調が増える期間は、大会前の追い込みや大会中の疲労回復がおくれているときが多く、またそれに伴いケガの発し率も高くなるとされています。

剣道で使われる筋肉

頭頂部を攻めてくるとき

上肢筋群

攻め初め直前:左上腕二頭筋、左尺骨手根屈筋、左橈側手根屈筋。

攻め初め:右上腕三頭筋、右尺骨手根屈筋、右橈側手根屈筋。

未経験者:右尺側手根屈筋、屈筋のほうが強く働く

下肢筋群

攻め初め直前:左大腿直筋 未;左腓腹筋、左前脛骨筋、、右大腿直近、右前脛骨筋、左大腿直筋

攻め初め直後:左腓腹筋、左前脛骨筋、右前脛骨筋

 

 

剣道で起こる外傷

剣道はカラダ同士がぶつかり合う他の格闘技とは違い、竹刀道具を使用する競技です。ですので、他のスポーツ(ラグビーなども含む)に比べると外傷(相手との接触で起こるケガ)は少ないと想像ができます。しかし、その状況でも、場合によっては身体同士が接触することはもちろん、竹刀が体に接触した際はケガの可能性はあります。また、普段から稽古をし技術の鍛錬を行っていたとしても、試合になると練習通りにはいきません。その一つの例が、無理な姿勢からの打突のために関節(靭帯・骨・筋肉など)に大きな負担がかかったときです。バランスが崩れているときは特にそのリスクは高くなります。他には、転倒、用具などの破損、無理な稽古による疲れの蓄積などが積み重なり、外傷の要因にもなりかねません。

これら以外に頻度は少ないのですが、転倒や頭部への打突による起こる脳震盪、硬膜下血腫、突きによる頚髄の傷害、反復動作による尺骨神経麻痺、腰椎分離症、ヘルニアなどがあげられます。

脳震盪について

脳震盪とは

脳震盪は脳の機能に障害をもたらす外傷性の脳損傷であり、死亡や後遺症を残すこともあるので、深刻なものととらえる必要があります。脳震盪の10%は意識障害が起こりますが、その他は意識があることが報告されています。頭部外傷の後、何らかの症状がある場合は、スポーツ活動をやめることが必要です。脳震盪の疑いがある当日は、スポーツ活動の再開は禁じられています。脳震盪とよく似た症状での脳挫傷や脳出血のこともあるので、脳震盪の診断がされた際は、専門医の検査が必要になります。脳震盪のほとんどが、心身の休養により回復しますので、指導者や保護者は選手の状態をよく観察することが望ましいです。

脳震盪の起こり方

脳震盪は、頭部への直接的な衝撃によって生じることが多いです。近年では小学生のサッカーではヘディング禁止という声も聞かれます。頭部への直接的な衝撃ではなくとも、むち打ちのようなケガからも起こることがあります。

脳震盪の後

脳震盪の疑いがあれば即スポーツ活動を中止すること。症状にもよるが救急搬送が望ましく、専門医への受診を強くすすめている。症状の回復レベルから、どの段階で競技復帰するのかをよく専門医などと相談の上判断するのが望ましいです。

脳震盪のチェック方法

❶①数秒でも意識消失が確認できた

❷②年月日③ここはどこ?④なんの大会に出ていますか?⑤今は何試合目ですか?

❸閉眼バランステスト

❹症状

自覚症状:頭や首が痛い・めまいがする・吐き気・頭重感・光がまぶしい・ボーとした感じ

客観:ボーっとした感じ・動き反応に鈍さがあるか・光音に過敏に反応・瞳孔に左右差

 

治療院紹介

たけうち治療院

050-5889-6608

船橋市三咲2-3-1-101

定休日:不定休

営業時間:9;00-19;00

アクセス:駐車場有、三咲駅から徒歩3分

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